【99%の人が分かる】故意落球のルールを図解と実例で紹介

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この記事のまとめ

野球の試合では故意落球というルールがあります。この記事を読むどんな野球素人さんでも故意落球のルールとどんなときに故意落球が発動するのかが分かります。完全図解とプロ野球で起きた実例も使って明快に説明しています。

「故意落球っていうワードを聞いたけどなんのこと?」

こんな方は多いと思います。


故意落球はごくまれにしか起こらないプレーなので分からない方が多いのは当然です。


今回は故意落球のルールを小学生低学年でも分かるように完全図解で説明していきます。

また、プロ野球で実際に起きた故意落球のシーンについても解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

故意落球とは

こちらは故意落球が発動したシーンです。

この記事を最後まで読むとこのプレーで何が起きたのかが全て分かり、他の人に説明できるようになります。

故意落球の定義

故意落球は内野手本当はキャッチできるフライやライナーの打球に一度触れておきながら、キャッチと認められないくらいすぐにわざとボールを地面に落としてダブルプレーをとろうとするのを防ぐためにあるルールです。

審判がわざとボールを落としたと判断したときにボールデッドのジェスチャーをして故意落球の宣告をします。

(※ボールデッドとは試合が一時中断されてその間に行われたプレーが無効になること)

審判が故意落球を宣告するとその打球を打ったバッターはアウトになり、塁上にいたランナーは元の位置に戻されます。

ポイント
  • 故意落球は不当なダブルプレーを防ぐためのルール
  • 宣告するのは審判
  • 内野手がわざと落としたときに起きる
  • 故意落球になるとバッターはアウト

どんな場面でおこるか

ここからかみくだいて説明していきます。

まず、故意落球が起こる2つの条件を覚えましょう。

ランナー

少なくとも1塁に必ずランナーがいる

アウトカウント

ノーアウトか1アウト

このようにノーアウトもしくは1アウトで少なくとも1塁にランナーがいるのが前提条件です。


1塁ランナーがいれば、それ以外の塁にもランナーがいたとしても故意落球の対象です。

1・2塁
1・3塁
満塁

このようにランナー1・2塁1・3塁、また満塁でも故意落球が起こる可能性があります。

1塁にランナーがいることが条件になる理由

少なくとも1塁ランナーがいるのが条件になる理由を解説します。

1アウト1塁バッターがショートの正面にライナーを打ったとします。

このとき1塁ランナーは1塁ベースから離れすぎると、ショートがボールをキャッチしてすぐに1塁に投げれば、1塁ベースまで戻ることができずにアウトにされてしまいます。

そのため、ランナーは1塁ベース付近まで戻ります。

しかし、ショートが打球をわざとキャッチせずに地面に落としたら、バッターが1塁に向けて走るので、1塁ランナーは慌てて2塁を目指さないといけません。


しかし、ショートが落としたボールをひろってすぐに2塁ベースに投げ、1塁ベースまでボールを回すとランナーとバッターの両方がアウトになります。


このような状況を防ぐために故意落球のルールがあるのですが、大前提として1塁にランナーがいて塁が詰まった場面である必要があるのです。


まだ、イメージがつきにくいと思いますので、ランナーが1塁ではなくて2塁にいた場合はどうなるか考えてみましょう。

1アウト1塁と同じく、ショートライナーでランナーが飛び出してしまうと簡単にアウトにされます。

そのため、ランナーは2塁ベースの近くまで戻ります。

ここで先ほどと同じく、ショートがわざとボールを落としたとします。

ランナー2塁では塁が詰まっていないので、ランナーは無理して次の塁(3塁)に進む必要はありません。


守備側は1塁ベースに投げてバッターをアウトにすることはできますが、2塁ランナーはアウトになりません。

つまり、1塁ランナーがいないケースではダブルプレーをとられる心配がないのです。

そのため、ランナーが1塁にいない状況では故意落球のルールを発動する必要がないので適用されることはありません。

0アウトか1アウトが条件になる理由

2アウトのときに故意落球は起こりません。


2アウトであれば、フライやライナーをキャッチしてしまえば3アウトとなってその時点で相手の攻撃は終了です。


わざとボールを落としてダブルプレーを狙う必要がないので故意落球が発動することはありません。

どんな打球が故意落球になるのか

故意落球の対象になるのは内野手に飛んだ打球に限ります。


また、打球がフェアゾーンに飛んだ場合しか故意落球になりません。

内野フライでもファウルゾーンの打球は故意落球になりません。

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インフィールドフライとの違い

故意落球と似たルールにインフィールドフライがあります。


故意落球とインフィールドフライは守備側のずる賢いプレーによるダブルプレーを防ぐためのルールという点は同じです。


しかし、インフィールドフライでは

  • ライナーでは起きない
  • ランナー1・2塁か満塁のときだけ
  • ボールデッドにならない

このように故意落球とは異なるルールもあります。


野球の試合では故意落球よりもインフィールドフライの方が起こる可能性が高いです。


インフィールドフライのルールや条件にてついては下の記事で完全図解で解説しています。

ぜひそちらもぜひ参考にしてみてください。


【図解で必ず分かる】インフィールドフライの条件とよくある疑問

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故意落球ルールの注意点

  • 守備側がボールに触れていないといけない
  • 外野フライは適用されない
  • 結果的に落とした打球は適用されない

内野手がボールに触れていないといけない

故意落球のルールは公認野球規則でこのように決められています。

内野手が地面に触れる前に片手または両手で現実にボールに触れて、故意に落とした場合に適用

引用:公認野球規則|日本野球規則委員会

この規則で書かれているようにボールが地面に落ちる前に内野手のグローブや手に触れている必要があります。


内野手がわざとボールに地面に落としたとしても、グローブや手に触れていなければ故意落球にならないことを覚えおてきましょう。

外野フライは適用されない

故意落球になるのはフェアゾーンに飛んだ内野フライだけです。


外野フライは故意落球になりませんが、これは外野から内野のベースまで距離があるからです。

外野フライの場合、ランナーがボールが落ちたのを確認してから走ったとしてもダブルプレーにされる可能性は極めて低いので故意落球にはなりません。

結果的に落とした打球は適用されない

故意落球が発動するのは普通に守備をすればキャッチできる内野フライorライナーです。


とれるかとれないか分からない微妙な当たりのライナーに内野手が飛びついてキャッチしようとしたけど、ボールが落ちてしまったケースでは故意落球になりません。


あくまで本当はキャッチできるのにダブルプレーを狙ってわざとボールを落とした場合に故意落球となります。

バントでも故意落球になる

バントも故意落球の対象になります。


でも、さきほど説明したように故意落球は内野手のグローブや手にふれているのが条件です。

バントではこのルールの盲点をついた守備側の巧妙なプレーが起こります。

1アウト1塁で送りバントをしたけどピッチャーの手前に小フライが上がったとします。


ピッチャーがノーバウンドでキャッチできるけど、グローブで触れずにわざとワンバウンドさせます。


その後、すぐにボールを拾って2塁ベースに投げ、ボールを受けた内野手が1塁ベースまでボールを回します。


こうすると、ピッチャーはグローブに触れていないので故意落球になることはなくダブルプレーが成立します。


バントでは簡単な小フライになることがよくあります。

小フライだとグローブに触れることなく、わざとボールを地面に落とし、すぐにボールを拾って処理することが可能なのです。


攻撃側としてはバントでダブルプレーになるとチャンスが一瞬にしてつぶれてしまうので非常にもったいないです。

そのため、バントで小フライにならないように、確実にゴロで転がす練習を繰り返し行います。

プロ野球での事例

この映像は西武対ロッテで起きたシーンです。

ノーアウト1・2塁でバッターがショートライナーを打ちました。

打球がショートのグローブに一旦入りながら地面に落ち、すぐにボールを拾って2塁ベースに投げました。

しかし、審判がボールデットをコールし、故意落球が宣告されてバッターがアウトになっています。


これは、ショートの選手が打球に対して捕球体制(ボールをキャッチできる体制)に入りながらボールを落としたと判断され、故意落球が宣告されています。


このようにハイレベルな野球だと、内野手が打球が飛んだ瞬間に判断してダブルプレーを狙ってわざとボールを落とすことがあります。

故意落球のルールを理解して野球観戦してみよう

故意落球は守備側がずる賢くダブルプレーをとうろとするのを防ぐためにあるルールです。


故意落球はめったにあるシーンではありません。

特に、少年野球ではほとんどお目にかかることはないと思います。


しかし、プロ野球などレベルの高い野球ではごくたまにおこるプレーです。

故意落球が宣告されるとボールデッドとなり、試合が一時中断します。


このとき、故意落球のルールを知っていないと何がおきたのか全く分からずに混乱してしまいます。


でも、故意落球のルールを知っていれば、野球観戦中に故意落球の場面をみても慌てずにプレーを振り返って納得することができるようになります。


野球のルールは細かくて難しいものも多いですが、一つずつ覚えていって野球観戦をより楽しみましょう!

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