プロ野球の自由契約とは何か?解雇・戦力外・任意引退などについても解説!

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この記事のまとめ

自由契約とはどの国内外を問わずどんな球団とも契約交渉をすることが出来る状態のことです。今回の記事では自由契約やそれに類似する用語の意味、自由契約に関わる事例などをご紹介していきます。選手の引退や再起などもプロ野球を楽しむための重要な要素の1つです。プロ野球ファンの方はぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかる事
  1. 自由契約とはどういう状態か
  2. 解雇・戦力外。任意引退との違い
  3. 戦力外通告の期間
  4. 戦力外通告の選手と再契約できるか
  5. 自由契約選手と交渉する方法

自由契約とは?

まず最初に、自由契約とは一体どういうものなのか?を解説していきます。

野球協約第58条(自由契約選手)

選手契約が無条件で解除され、又はこの協約の規定により解除されたと見做された選手あるいは保留期間中球団の保有権が喪失し又はこれを放棄された選手は、その選手、球団のいずれかの申請に基づいて、又は職権により、コミッショナーが自由契約選手として公示した後、いずれの球団とも自由に選手契約を締結することができる。

引用:日本プロ野球機構

日本プロ野球機構(NPB)では自由契約のことをこのように規定しています。

言葉が難しくてよく分からないなあ

簡単に言うと

ある選手がどの球団にも所属せずにどの球団とも選手契約を結べる状態

といえます。


自由契約選手は国内球団だけでなく、メジャーリーグなど国外球団とも自由に契約を結ぶことができます。

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解雇・戦力外・任意引退との違い

  • 解雇
  • 戦力外
  • 任意引退

自由契約と似たような意味を持つことばがこちらです。

それぞれ自由契約と違う点&関連している点についてそれぞれ解説していきます。

解雇とは

まず最初に解雇について説明します。

解雇とは球団が特定の選手に対して一方的に契約を解除することを意味します。


プロ野球選手の契約期間は基本的に

2月1日~11月30日

と決まっています。


解雇はこの契約期間の満了を待たずに球団が選手との契約を解除するということです。


通常はこのように契約満了を待たずに選手を解雇するということはほとんどありません。

解雇になるとすれば、よほどの不祥事などが起きた場合です。


過去にこうした解雇処分が出された例はこちらです。

  • 運転免許の停止中に車を運転して人身事故
  • 野球道具の盗難

法に触れるようなことをすれば、解雇処分が言い渡されることがあります。

一般社会と同じだね

こうした解雇処分が下されるプロ野球選手が今後現れないのを祈るばかりです。

戦力外とは

次にご紹介するのが戦力外です。

プロ野球でよく耳にする言葉だと思います。


戦力外通告とは

球団が特定の選手に対して来シーズンの戦力として想定していない、もしくは来シーズンは契約を更新しないというのを通告することを意味します。


プロ野球では支配下登録選手といって1軍戦に出場可能な選手は70人までというルールがあります。


登録可能選手に限度があるということは、戦力にならない選手を登録するほどの人的枠がはないということです。

戦力外通告は、プロ野球の厳しさを象徴する言葉の1つと言っても過言ではありません。

戦力外選手に密着した特番もあるよ

戦力外通告を受けた選手はそのまま自由契約状態になるケースが多いため、自由契約とかなり近しい意味を持つ言葉でもあります。


ただし、戦力外通告をされた選手が全て自由契約になるわけではありません。

例えば、チームの戦力としては考えられなくなったが、コーチなどの球団スタッフとして残ってほしいという場合もあります。

そのような場合は、その選手が他球団と契約することがないように、このあと説明する任意引退の公示を行います。

任意引退とは

任意引退について解説していきます。

任意引退とは

選手の保有権を球団が所持したまま引退することです。


選手の保有権を球団が所持しているので、引退後に他球団と契約することができません

なんで引退後も選手の保有権がほしいの?

任意引退はその選手が他球団と新しい契約を結ぶのを防ぐための措置です。


ちなみに、この任意引退によって球団が持つ選手の保有権には期間が設けられていません。

そのため、10年でも20年でもその効力が残り続けます。

球団に有利な制度な気がするなあ

ただし、選手が球団に掛け合って許可が降りれば、任意引退から自由契約になることもあります。


また、先ほど紹介したように、引退後に球団スタッフとして残ってほしい場合は戦力外通告後に任意引退を促します。

そして、他球団と契約できないようにします。


その他には球団との関を円満にしたまま引退するために任意引退を選ぶ選手もいます。

元巨人の上原浩治元選手などがその好例と言えるでしょう。

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戦力外通告の期間とその意義

ここまで自由契約と解雇・戦力外・任意引退についてそれぞれ解説してきました。

これらの用語の中で自由契約に1番近い意味を持つのが戦力外です。

これから戦力外通告が選手に通達される期間について解説していきます。

戦力外通告の期間

戦力外通告が選手に通達される期間は2つあります。

  • 第1次通告
    10月1日〜クライマックスシリーズ開幕前日
  • 第2次通告
    クライマックスシリーズ全終了翌日〜日本シリーズ終了翌日

第2次通告の終了日は日本シリーズが終了した翌日です。

チームは日本一を果たした興奮さめやらぬ中である選手は戦力外通告を言い渡されています。

プロの世界の光と影を感じるね

戦力外通告に期間がある理由

戦力外通告を受けた選手の多くは、11月の始めに開催される12球団合同のトライアウトに参加します。

この合同トライアウトはプロ野球選手の再起をかけたラストチャンスの場です。

まだまだできるぞ!!


このトライアウトで他球団の目を引くことができれば、戦力外通告を受けた選手も新しい契約を結ぶことができます。

また、改めて球団独自の入団テストを受ける機会を得ることもあります。


しかし、球団からの戦力外通告が遅いと

トライアウトもう終わってる…

という事態も起こりかねません。


そうしたことがないように、球団は選手に対して決められた期間内に戦力外通告を通達するというルールが設けられています。


戦力外通告を出すタイミングをしっかりと定めることで、選手が余裕を持って今後の身の振り方を決めることができるように配慮されています。

戦力外選手と再契約することはある?