ピッチャーがコントロールをよくするために重要な5つの投球チェックポイントと9つの練習法

この記事のまとめ

ピッチャーがコントロールを安定しやすくなる投球フォームのポイントを5つ挙げています。自分のピッチングフォームも確認してみてください。

また、コントロールをよくするために必須のストレッチ&投球ドリルを9つ紹介しています。

記事後半は元西武ライオンズピッチャーが解説しているコントロールアップに特化したDVDを購入して感じたことや内容と商品のメリットとデメリットをまとめていますのでぜひ参考にしてください。

いくらピッチング練習してもコントロールがよくならずに悩んでいる選手は多いと思います。

バラバラなピッチングフォームではリリースポイントが一定にならず、コントロールはなかなか安定しません。


今回はコントロールをよくするために必要な投球フォームの5つのチェックポイントについてまとめました。

思うようにストイラクが入らなくていつもフォアボールで自滅してしまう選手は参考にしてください。

この記事でわかること
  • コントロールが安定しやすい投球フォームの特徴
  • 安定した投球フォームを習得するための練習法
  • 元西武ライオンズ投手のコントロールアップDVDのメリット&デメリット
この記事の著者

芹田祐(セリタタスク)

理学療法士として整形外科病院・整形外科クリニックなどに10年ほど勤務。野球現場では小学生からプロ野球まで幅広い年代の選手に対して述べ1000名以上のリハビリテーション・トレーニング指導経験あり。

保有資格
理学療法士/認定理学療法士/JARTA認定トレーナー/国際認定シュロスセラピスト/修士(医科学)

コントロールを安定させるための5つのポイント

ピッチャーがコントロールを安定させるために大切な投球フォームのポイントを紹介していきます。

これからあげていくポイントをうまくできていない投手はピッチング中に全身の連動性が損なわれてボールをコントロールするのが難しくなります。


ぜひ一つずつチェックしてみましょう。

ワインドアップでバランスよく立っているか

コントロールを安定させるためにはワインドアップでまっすぐ立つことが大前提になります。

まず、大前提の話です。

構えから足を上げたとき(ワインドアップ)に安定して立てていなければ、コントロールをよくすることはできません。

足を上げたときにぐらついたり、毎回バラバラな動きになっていないかチェックしてみましょう。

再現性のよいワインドアップ動作の獲得が制球力の向上に必要であることを示唆する結果となった。

引用):投球動作ワインドアップ期の安定性と制球力の関係について-体幹傾斜角度の変動に着目して-|関西理学療法

体重移動で股関節を使う

次に重心が沈み込んだ瞬間をみてみましょう。

重心の沈み込みで体幹が若干前かがみになり、足裏の真ん中付近に体重がかかると下半身の力を使いやすくなり、動きも安定してコントロールもつきやすくなります。

このように体幹が若干前かがみになり、足裏の真ん中付近に体重がかかると下半身の力を使いやすくなり、動きも安定しやすくなります。

少年野球の選手に多いのですが、体幹が反り返って体重がつま先寄りになってしまうと、下半身の力をうまく使えず、粘りもなくなってしまいます。その結果、コントロールもばらつきやすくなってしまいます。

少年野球の選手に多いのですが、体幹が反り返って体重がつま先寄りになってしまうと、下半身の力をうまく使えず、粘りもなくなってしまいます。


その結果

  • 開きが早くなる
  • テイクバックが上がりにくい(肘が下がる)
  • 体が突っ込む

など不安定な投球フォームにつながり、コントロールもばらつきやすくなります。


うまくできていない選手は骨盤・股関節の使い方と重心位置を調整する必要があります。

簡単なトレーニング方法を紹介しておきます。

やり方はコレ
  1. 両手で股関節の付け根を1.2.3のリズムで叩く
  2. 3のタイミングで脱力して前かがみのスクワット姿勢(背中は一直線)をとる

股関節チョップを上手にできるようになったら片足で行うようにしてください。

ポイントは脱力して行うことと膝が前に出ないことです。

ポイント(重心の沈み込み)
  • 体幹が反り返っていないか
  • つま先に体重がかかっていないか(小学生〜中学生に多い)
  • 膝がつま先よりも前に出ていないか(小学生に多い)

トップで頭とボールが離れすぎない

次は踏み出し足が着地した瞬間の右ひじの高さをチェックしましょう。

右ひじが右肩とほとんど同じ高さにあるのが理想的です。ひじがきちんと上がっていると、上体の回転に腕が連動しやすく、リリースポイントが安定します。しかし。テイクバックをスムーズにとれずに右ひじが低いままだと、上体の回転に腕が連動せずにバラバラな投球フォームになり、ボールをコントロールするのが難しくなってしまいます。

この瞬間は右ひじが右肩とほとんど同じ高さにあるのが理想的です。

ひじがきちんと上がっていると、上体の回転に腕が連動しやすく、リリースポイントが安定します。


テイクバックをスムーズにとれずに右ひじが低いままだと、上体の回転に腕が連動せずにバラバラな投球フォームになり、ボールをコントロールするのが難しくなってしまいます。

肘が上がらないことにより、腕が上方へとスイングされやすくなる。また、肘が下がっていることで、上体の回転開始のタイミングを早めなければ、腕を前方に出すことができない(開きの早いフォームにつながる)。上体の回転開始のタイミングが早まることで、リリース自体のタイミングも早まってしまい(球離れが早くなる)、投球が高めに浮いてしまう。

引用(一部改):中学野球の投球指導におけるワンポイントアドバイスの効果 —高低のコントロールが定まらない原因となる「力みのテイクバック」と 「潰れた投球フォーム」の改善事例—|スポーツパフォーマンス研究

コントロールをよくするためには余計な力を抜いて反動を使い、リズムよくテイクバックをとる必要があります。

腕を上げなくても勝手に上がる感覚を身につけるようにしましょう。


具体的な練習方法の例を紹介します。

リリース直前に腕のしなりを出す

つぎはリリース直前に腕のしなりを作れているか確認しましょう。

腕のしなりが生まれていると全身を使ったピッチング動作になり、キャッチャーにより近い位置でのボールリリースが可能になり、コントロールしやすくなります。

このような腕のしなりが生まれていると全身を使ったピッチング動作になり、キャッチャーにより近い位置でのボールリリースが可能になり、コントロールしやすくなります。

上体の回転につられて腕が出てきてしまうと、腕だけに頼ったリリースになり、ボールのコントロールもしにくくなります。また、このリリース動作は肘にかかる負担が大きく、球速も上がらないので必ず修正するようにしましょう。

上体の回転につられて腕が出てきてしまうと、腕だけに頼ったリリースになり、ボールのコントロールもしにくくなります。

また、このリリース動作は肘にかかる負担が大きく、球速も上がらないので必ず修正するようにしましょう。


このような投球フォームになる主な原因は2つあります。

  • 胸郭や肩甲骨周りなどの柔軟性低下
  • 腕をしならせる感覚がない

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