【トレーナー厳選】バッティング技術の向上につながる最新野球ギアおすすめ8選
正しいバッティングフォーム習得につながるトレーニングギアを紹介するよ
トレーニング用の野球ギアは通常の練習では与えられない負荷をかけることができます。
効率よくスイングスピード向上につなげるならギアは必須
今回、数あるトレーニング系野球ギアの中から実際に使ってみてトレーナー目線で価値があると感じているアイテムを8個厳選して紹介していきます。
この記事の目次
バッティング野球ギアの選定基準
選定基準
- 正しい打撃フォーム習得に有用か
- スイングスピード向上の効果
- 使用方法がシンプルか
1.正しい打撃フォーム習得に有用か
打撃フォームって色々な理論があって考えすぎると分けがわからなくなって思いきりバットを振れなくなりますよね。
今回、野球ギアを使って練習すれば、細かい打撃フォームを気にすることなく自然に正しいフォームを習得することができる商品を厳選しています。
2.スイングスピード向上の効果
野球ギアは最適な打撃フォームを習得しやすいように、重りや重心バランスに工夫がされています。
正しいスイング軌道を習得すればスイングスピードアップが期待できます。
スイングスピードが高まることで飛距離アップや打率向上が期待できます。
3.使用方法がシンプルか
使用方法が難しい野球ギアだと自主練習のときにどこに注意して練習をすればいいか悩んでしまいます。
正しい使用ができていないと逆に悪いフォームがクセにになる危険性もあります。
今回は野球経験者じゃなくても「コレを使えば」パフォーマンスが上がるという野球ギアを選定しています。
ピッチング用の野球ギアも参考に
今回、バッティングに特化した野球ギアを紹介していきます。
野球ギアおすすめ10選！ピッチャー必携器具を現役トレーナーが厳選
こちらの記事ではピッチングのパフォーマンス向上に貢献する野球ギアを紹介しています。
ピッチャーの方はこちらも参考になるかと思います。
バッティングにおすすめの野球ギア
この3パートに分けて紹介していきます。
アクセサリー系ギア
まず、バットや体に装着して使用する野球ギアを紹介します。
ヒッティングノブ
１つ目はヒッティングノブです。
ヒッティングノブはこのようにグリップにつける重りです。
バットに装着したまま、素振りだけでなく、フリーバッティングもできます。
バットの重りというと、従来はバットのヘッド側に装着していました。
こんな感じです。
しかし、ヘッド側が重たくなると筋力が弱い選手だと、重りに負けてしまってヘッドが下がりすぎるという問題点がありました。
一方、ヒッティングノブはバットのグリップ側が重くなるので、ヘッドが下がりやすくなることはありません。
むしろ、グリップ側が重たくなることで、スムーズにバットを振り抜く感覚を掴みやすくなります。
また、うまく使いこなすと余計な力を使わなくてもヒッティングノブの重さで勝手にバットが回るようになります。
そのため、普段力みやすくてバットが出てこない選手にもおすすめです。
引用:トクサンTV
使用感を詳しく知りたい方はこちらの商品紹介動画を参考にしてください。
こんな選手におすすめ
- ヘッドスピードを上げたい
- スイングで力みやすい
- ドアスイングを修正したい
ベロプロ
ベロプロは赤いバネを腰と足裏に固定してバッティング練習をするギアです。
動画を見てもらうと分かるとおり、バネの張力がけっこう強いので、下半身をしっかり使わないとバットを振ることができません。
トクサンTVでも触れられていますが、個人的には踏み出し足に装着して打撃練習するのが効果的だと思っています。
踏み出し足にベロプロをつけると、バネの抵抗が強くかかり、強く地面を踏み込まないと前足が安定しないとバットを振り抜くことができません。
しっかりバットを振るためには、前足で地面をしっかり踏む込む必要があるのです。
前足で地面を押し込むのが苦手な選手はとても多いので、かなりおすすめの練習法です。
こんな選手におすすめ
- 下半身主導のスイングを習得したい
- ステップ足の踏み込みを覚えたい
- 打球飛距離を伸ばしたい
サイクロイドスラッガー
バットを最短距離だすといいますが、最短距離だとスイングスピードが上がりにくいことをご存知でしょうか？
物理学の用語でサイクロイド曲線という言葉があります。
高いところからボールを転がしたときにどの曲線が一番速くボールが転がるかという理論です。
あ
バッティングで「上から最短距離に」そのような指導はまだまだ根強いですが、
— MITSU©️2回済 (@m42jp) February 21, 2020
そんなときに覚えておきたいのが
【サイクロイド曲線】
勉強してる方はお馴染みですが、まだまだ知らない方も多いと思うので再度。
とてもわかりやすい動画です。 pic.twitter.com/n7HIcxQdNB
こちらがそのサイクロイド曲線の動画ですが、いわゆる最短距離の軌道よりも最初にボールが真下に近い軌道で落ちた方がボールが速く転がっています。
バッティングもこれと同じで最短距離よりもグリップを振り下ろし初期で落としてそこからインパクトに向かった方がスイングスピードが上がりやすくなります。
そのグリップの落としとサイクロイド曲線の軌道を習得するのに向いているのがサイクロイドスラッガーです。
特殊な形状をしている分、振り出しでグリップの落としが勝手に起こる仕組みになっています。
そして、サイクロイドスラッガーは実際のフリーバッティングでも使用できます。
実際に振り込みながらフォーム修正できるのは他のバッティングギアにはない大きなメリットです。
また、価格も5,000円以下と安いので、気軽に試してみることができます。
こんな選手におすすめ
- フリーバッティングでフォーム修正したい
- 安くて効果がある打撃ギアがほしい
- バットの寝かせを身につけたい
バット系ギア
次はバット系の野球ギアです。
これから紹介するギアで素振りやバッティング練習をすると正しい打撃フォーム習得につながります。
インサイダーバット
インサイダーバットの難点は硬球やJ球・M球などの実際のボールで練習できないという点です。
もし、インサイダーバットを使う場合はスポンジ素材や軽いボールを用意する必要があります。
インサイダーバットのメリット
小学3年生くらいから使用可能。早い時期に正しい打撃フォームを染み込ませるのに最適
こんな選手におすすめ
- 小学生に正しいフォームを習得させたい
- 自宅でも練習できるギアがほしい
- パームアップの使い方を覚えたい
パワースラッガー
正しいインパクト位置をつかむのに有効なのがパワースラッガーです。
パワースラッガーは動く重しがついていてスイングすると音が鳴ります。
いわゆる「カチカチバット」です。
よくないスイングだと音がインパクト前の振り下ろしで鳴ってしまいます。
正しい振り下ろしとインサイドアウトとができると、インパクトの瞬間にきれいな音が鳴るように設計されています。
音で自分の打撃フォームのクセを確認しながら練習できる点がおすすめです。
この商品のデメリットはかなり大きな音が鳴るという点です。
夜間に外での自主練で使うと近所迷惑になる可能性があるので注意が必要です。
パワースラッガーは少年野球用もあるので、年齢に合ったタイプを選びましょう。
こんな選手におすすめ
- 気持ちよく自主練習をしたい
- バットをこねるクセを直したい
- インパクトの出力を高めたい
インサイドアウトバット
軽量で小学生でもトライできる打撃ギアがインサイドアウトバットです。
インサイドアウトバットはしなる素材でできていて正しいインパクトタイミングを習得するのに最適です。
手首でこねる打ち方だとバットがうまくしならずにボールに正しくミートすることができません。
遊び感覚で打撃練習をしたい方におすすめです。
フリーバッティングには使用できませんが、トスバッティングであれば硬式球・J球・M球を使って練習できます。
こんな選手におすすめ
- 遊び感覚で練習したい
- こねるクセを直したい
- バットをしならせる感覚を習得したい
バレルバット
次はバレルバットです。
バレルバットはグリップ側が重くして作られたバットです。
ヒッティングノブと同様にグリップ側に重心をおくことで正しい打撃フォームを身につけやすくなっています。
ただ、1500gとかなり重たいので、高校生以上の上級者向けバッティングギアといえます。
こんな選手におすすめ
- フィジカルに自信がある
- パワーをつけたい
- インサイドアウトを身につけたい
シークエンスバット
最後はシークエンスバットです。
近年注目されている最新打撃ギアです。
トップハンド側(左打者の左手)の持ち手が短くなっている特殊なバットです。
トップハンド側のテコが短いため、トップハンド主導で肩甲骨を使ったスイングを自然に習得しやすいギアです。
30,000円以上と今回紹介したギアの中で1番高いのがデメリットです。
今回紹介した安価な打撃ギアも十分効果があるので、まずはそちらからトライしてみることをおすすめします。
こんな選手におすすめ
- パームアップを習得したい
- トップハンド主導のスイングを覚えたい
- ボトムハンドでこねるクセがある
野球ギアを有効活用しよう
今回、バッティングの技術向上につながる野球ギアを紹介しました。
ギアを活用することで普段の練習では得ることができない感覚や刺激を手に入れることができます。
また、ドアスイング・手打ち・極端なダウンスイングなど打撃フォームの悪いクセを自然に修正することが期待できます。
野球ギアそれぞれ目的や効果が違うので、自分に合ったアイテムを選んでパフォーマンスアップにつなげましょう。
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【選定基準】
- 技術向上に効果があるのか
- 小・中学生でも取り組みやすいか
- 保護者・指導者にも有益か
- Youtube等の無料ツールにはない情報か
- お金を出して買うほどの価値があるか
