【初心者向け】バッティングのコツを6つ紹介!最短距離で上達していくためのポイント
バッティングで思うようにミートできなかったり、飛距離があまり伸びなかったりしてお悩みの方は多いでしょう。
特に、知識がない野球初心者のうちは、なかなか理想のバッティングを実現させるのは難しいものです。
バッティングは繊細な技術や瞬発的なひねり動作など高度な身体操作が求められるので、安定してヒットを打てるようになるには、トレーニングの積み重ねが必要です。
しかし、どうせなら少しでも早く打てるようになりたいとは思いませんか?
本記事では、最短距離でバッティングを上達させていくためのコツを野球を始めたばかりの初心者の選手向けに紹介していきます。
- 今すぐにでも打てるようになりたい!
- もっと打てるようになって、バッティングを楽しみたい!
これらに当てはまる方は、ぜひこのまま読み進めてください。
この記事の目次
コツの前にそもそもバッティングが「上手い」とは?
今回はバッティングのコツについて紹介していきますが、コツを意識する目的は「バッティングが上手くなるため」です。
バッティングにおける重要な要素はたくさんほどありますが、まずは
- バットにボールをミートさせる
- 飛距離を伸ばす
という2つを意識し、バッティングに取り組んでいくといいでしょう。
今後、あなたがどのレベルを目指すかによって必要な意識はまた変わっていくかもしれませんが、とりあえずはシンプルな部分から取り組んでいくのがおすすめです。
初心者がバッティングで当てるためにはコツが必要
バッティングで上手くなるためにはコツコツ練習を積み重ねていくことが重要ですが、できれば最短距離で上手くなりたいと考える人は多いでしょう。
そういった方にとっては、きっと今回紹介するコツが役立つはずです。
コツを意識するようにすることで、以下のようなメリットが得られます。
今すぐにでも意識できるので、バッティングが上手くいく感覚を掴みやすい
練習をするにも意識すべきポイントがわかるので、トレーニングの精度も高まる
コツを理解し、打てるようになってくると、バッティングが楽しくなってくる
ボールをバットに当てられなくて歯がゆい思いをしたり、空振りするたびに恥ずかしい思いをする、といった事を無くすためにも、初心者の方はとにかくコツを意識するようにしましょう。
初心者の方ほどコツを押さえておくべきであり、一つのコツを意識するだけで、バッティングが劇的に変化する可能性もあります。
少年野球関係者はこちらの記事もおすすめ
この記事を読んでくださっている方は
自分の子供が少年野球を始めたばかりでなかなか上達せず、どうやったらうまくなるか悩んでいる。
このような方が多いのではないでしょうか?
この記事では野球初心者向けにバッティングのコツを紹介していくのですが、Amazonの電子書籍Kindle Unlimitedというサービスに少年野球向けの野球指導について書かれた本がたくさんあります。
Kindle Unlimitedは初回登録すると30日間は無料です。試し読みしてみて気に入らなかったら、30日以内に解約すれば完全無料なのでおすすめです。
ぼくは普段からKindle Unlimitedを利用しているのですが、野球初心者に最適の野球指導本を5冊厳選して紹介した記事があります。
興味があるかたはぜひそちらもご覧ください。参考になる点がたくさんありますよ。
バッティングが上手くなるためには?初心者向けにコツを紹介
それでは、この章では初心者向けのバッティングのコツを6つ紹介していきます。
まずはマネから入る
リラックスして構える
ボールだけでなくピッチャー全体を見る
下半身主導のバッティングを意識する
フォロースルーを大きくする
タイミングをしっかり意識する
これらは、すべてバッティングにおいて重要なコツであり、初心者の方でも取り入れやすいものばかりです。
6つすべてのコツを意識できれば好ましいですが、いっぺんに取り入れると1つ1つが雑になってしまう可能性が高いでしょう。
そのため、まず試しやすそうなコツや自身の悩みにマッチしたコツから取り入れてみると、きっと効果が実感できるはずです。
慣れてきたら、徐々に別のコツも試すようにしてください。
まずはマネから入る
バッティングにおけるコツの1点目は、まずマネから入ることです。
憧れの野球選手でも、身近な上手い人でも誰でもいいのでフォームをなるべくマネするようにしましょう。
なぜなら、模倣することでとりあえずの「バッティングフォームの基準」が出来上がるからです。
そこから徐々に自分のやりやすいように微調整していくことで、シンプルかつ感覚的に打ちやすいフォームを見つけ出すことができるでしょう。
というのも、初心者の場合はあまりに基本からかけ離れたフォームをしていることが多いですし、バッティングフォームにおけるキモの部分は、どの選手も大差はありません。
よって、まずは真似しやすい選手のフォームをできるだけ模倣するようにしてみましょう。
なお体格がかけ離れていると、筋力の違いなどであまり参考になりませんし、ケガに繋がる恐れもありますので、なるべく背格好が近い選手の真似をするのがおすすめです。
リラックスして構える
バッティングにおけるコツの2点目はリラックスして構えることです。
緊張した状態でバッティングを行うと、様々な危険性があります。
インパクトの瞬間に力が伝わりづらくなる
緊張で体が硬くなり、反応速度が遅くなってしまう
不安定なスイングをしてしまう
リラックスするためのコツとしては、以下3点が挙げられますので、試しやすいものを取り入れてみてください。
バットをキャッチャー側の肩に乗せておく
バットをギュッギュッと握っておく
親指とひとさし指はバットから離して握る
打てるイメージをしっかりと持つ
リラックスを心掛けると体から緊張が抜けるので、スイングの軌道と速さが改善できますし、インパクトの瞬間に100%のパワーをボールにぶつけるやすくなります。
いざバッターボックスに立つと緊張してしまうという方もいるかもしれませんが、脱力のコツを覚えればフォームは大きく変化しますので、緊張しがちな人ほどリラックスを心掛けるようにしましょう。
ボールだけでなくピッチャー全体を見る
バッティングにおけるコツの3点目は、ピッチャー全体を見るようにすることです。
よく「ボールを見る」という教え方をする指導者がいますが、実際に試してみるとピンとこない初心者の方は多いはず。
というのも、ボール自体のスピードは速く、ボールばかり見ていると振り遅れてしまう可能性も高いです。
それよりも見るべきは「ピッチャー」であり、ピッチャーの動きをよく観察したほうがタイミングは取りやすいと言えます。
「シンクロ打法」なんかはこの典型で、ピッチャーの動きに合わせてバッティングのリズムを作るので、タイミングが外されにくい打法として有名です。
よって、バットにボールがほとんど当たらず、空振りばかりしてしまうという方はボールではなくピッチャーの動きを観察し、ピッチャーの動き(重心移動)に合わせたバッティングをするよう意識してみてください。
下半身主導のバッティングを意識する
バッティングにおけるコツの4つ目は、下半身主導のバッティングを意識することです。
簡単に言えば、下半身が先に開いて上半身が後からついてくるようなイメージのバッティングです。
下半身主導のバッティングによるメリットは、主に以下の3点が挙げられます。
下半身と上半身の捻りによる捻転差を用いることで、腹筋の力を有効利用しやすくなり、よりパワーが出やすくなる
スイングスピードが速くなるので、ミートポイントが近くなってもヒットを打ちやすくなる
このように、冒頭で解説した「ミート力」と「飛距離」の両方を改善できるので、下半身の役割は非常に大切です。
スイングの際は上半身はギリギリまで開かず、先に骨盤のみピッチャー側へ開かせるイメージを持つのがコツです。
フォロースルーを大きくする
バッティングにおけるコツの5つ目は、フォロースルーを大きくすることです。
フォロースルーとは、スイング後にバットを振り抜くことを指し、フォロースルーが大きいほど力強いバッティングが可能となります。
この際に、肩甲骨を大きく動かすように意識すると、より大きなフォロースルーを取れるようになるので、意識するようにしてみてください。
基本的にはスイングを最後までしっかり振り抜けばいいだけなので実践しやすいですし、飛距離に悩んでいる場合は、特に意識したいコツです。
タイミングをしっかり意識する
バッティングにおけるコツの6つ目は、タイミングをしっかり意識することです。
ボールとバットが当たるタイミングをしっかり合わせることで、ミート率が高まるのはもちろん、飛距離も一気に伸びます。
タイミングの取り方のコツとしては、以下が挙げられます。
「1,2,3(構え、テイクバック、スイング)」で打つようにして自分のリズムを作る
ピッチャーの動きに合わせ、自身のリズムでスイングする
リズムが取れるようになると、自分の力を100%打球に伝えやすくなるうえ、スイングまでの動作が非常にスムーズに取れるようになります。
自身のリズムを作れれば、後はピッチャーに合わせるだけなので、きちんと観察してタイミングを取るようにしましょう。
バッティングにおけるタイミングのコツについては、下記記事でより詳しく解説しています。
バッティングが上手くなる一番のコツはフォームを調整すること
ここまでバッティングのコツを6つ紹介してきましたが、今すぐ取り入れられそうなものは見つかりましたか?
今後さらにバッティングを上達させていきたいのなら、そのための一番のコツは「バッティングフォームを調整すること」だと言えるでしょう。
初心者のうちはバッティングフォームの大切さは実感しにくいと思いますが、フォームが整っていないと、以下のようなデメリットを受けることとなってしまいます。
打席ごとにパフォーマンスに差が出て、ムラがある選手となってしまう
バッティング後の課題や対策を正確に導き出せない
バッティングフォームをしっかりと整えることで、自分が最も力を発揮しやすい形でバッティングを行うことができますし、最適なフォームを反復することで、いい打席の再現性をどんどん高めていくことが可能です。
そのためには、今回紹介してきた6つのコツを意識してトレーニングを重ねていき、自分にとって最適なフォームを整えていくことが大切だと言えるでしょう。
「バッティングフォームを整える」のがバッティングを上達させるための最大のコツと言えますので、ぜひ以下の記事も合わせてご覧ください。
まとめ
今回は、バッティングを上達させるためのコツについて紹介してきました。
おさらいですが、今回紹介したコツは以下の6つです。
まずはマネから入る
リラックスして構える
ボールだけでなくピッチャー全体を見る
下半身主導のバッティングを意識する
フォロースルーを大きくする
タイミングをしっかり意識する
どれも取り入れやすく、今すぐバッティングを改善できるようなコツばかりです。
よって、今すぐ打席に立つ場合でも活かせますし、今後トレーニングしていく際にもきっと役立ってくれるはずです。
その際は、まとめて取り入れるのではなく、1つ1つ丁寧に、しっかり自身の体に覚えさせるようにしましょう。
野球技術系のDVDを60本以上買いあさったぼくが選ぶ野球技術向上のDVDランキングです。
【選定基準】
- 技術向上に効果があるのか
- 小・中学生でも取り組みやすいか
- 保護者・指導者にも有益か
- Youtube等の無料ツールにはない情報か
- お金を出して買うほどの価値があるか