地上波でプロ野球中継が減った3つの理由!最新のオススメ視聴方法も紹介
近年地上波での野球中継は減ってしまいました。この記事ではプロ野球中継がなぜ減ってしまったのか?その理由とお得にプロ野球中継を見るための秘策を紹介しています。
最近ほとんどプロ野球中継しないのはなんで?
野球人気の変化などが影響しているよ
ここ最近は地上波でのプロ野球中継がめっきり減りました。
昔は当たり前のように地上波でプロ野球中継をしていましたが、今では年間数試合しか放送されません。今回は「なぜ地上波でのプロ野球中継が激減したのか?」その理由にスポットを当てて話をしていきます。
また、プロ野球ファンにとっては地上波以外でお得にプロ野球中継を見る方法を知りたい方が多いと思います。そんなあなたのためにプロ野球中継を視聴するためのおすすめ方法についても簡単にまとていますので、ぜひ最後までお読みください。
- 地上波でプロ野球中継が減った根本的な理由
- 野球人気は薄れてしまったのか?
- プロ野球中継をお得に見る方法
この記事の目次
近年野球中継が減ってしまった理由3選
- プロ野球中継の視聴率低下
- 試合中継延長のクレーム
- 野球人口の減少
野球中継が減少した理由にはこの3つが挙げられます。
1:プロ野球中継の視聴率の低下
野球中継の減少の理由の一つとして挙げられるのが視聴率の低下です。
基本的にテレビ番組はテレビCMと密接な関係があります。
多くの方々が見ているつまり、視聴率が高い番組ではその番組の合間に挟まれるCMを見る人も多いという事になります。
そうなるとCMの広告主としては多くの方々に自社の商品やサービスをアピール出来るため、メリットも大きくなります。
しかし、視聴率が低い番組の場合は、逆にCMを打っても見てくれる人が少ないので商品・サービスを多くの方々にアピールすることができません。
広告主としてもどうせ高いお金を出してCMを打つなら、やはり視聴率の高い番組に出して多くの方々に見てもらいたいというのが心情です。
視聴率の低い番組にCMを出しても割に合わないと考えてしまいます。
そのため、視聴率の低い番組にCMを出そうとする方は少なくなってしまいます。
そして、テレビ局というのは広告主からテレビCMの料金を取ることで収益を上げています。
つまり、視聴率が低い番組があるとその分CMを打ちたいとう広告主も減ってしまうため、収益が下がってしまうのです。
近年野球中継の視聴率は低迷しています。
1980年代では平均20.7%あった視聴率が2010年代では平均8.4%まで低下しました。
現在ではこれよりもさらに低くなってしまっています。
こうした視聴率の低下によって広告主とテレビ局双方のメリットが薄くなってしまったことが、野球中継の減少の大きな理由といえます。
2:試合中継延長のクレーム
野球中継減少の理由として他に考えられるのが中継延長によるクレームです。
野球というのは普通のテレビ番組と違って、必ず決められた時間にきっかり終わるというものではありません。試合展開によっては延長戦に突入することもあります。
野球ファンにとっては手に汗握る延長戦ですが、野球に興味が無い方にとっては「野球の延長のせいで見たい番組が潰れた!」と感じる方も少なくはありません。
そして、こうした不満を感じた方の中にはたまらずにテレビ局に直接クレームの電話を入れてしまうという方もいるでしょう。
テレビ局側としても、こうしたクレーム対応に人員を割くとどうしてもコストがかかってしまいます。
野球中継が減ってしまったことの背景には、視聴率だけではなくこうした面もあると考えられます。
3:野球人口の減少
3つ目に考えられる理由は日本人の野球人口の減少です。
まず、全国中学生の各部活動の合計人数をまとめた下のデータをご覧ください。
参考文献:全国中学校体育大会競技加盟校の推移(男子)|公益財団法人日本中学校体育連盟
2006年に軟式野球部に所属している生徒が30万2037人いたのに10年後の2016年では18万5314人と大幅に減少しています。
上のデータを見てわかる通り、少子化の影響などでサッカー部など他部活でも部員数が減少しています。
ただ、その減少率は野球部がダントツです。
部員数(10年前との比較) | |
野球 | 56.4% |
サッカー | 84.8% |
バスケ | 91.8% |
卓球 | 110.8% |
陸上 | 100.9% |
野球部は10年間で半数近くまで部員数が減っています。サッカー部は84.8%で野球部ほど減ってはいませんでした。
ではなぜ野球部の数がこんなにも減少してしまったのでしょうか。
- 野球以外のスポーツで活躍する日本人選手が増えたため、子供達の興味が分散した
- 野球は他のスポーツに比べて必要な道具が多く、お金がかかる
- 幼少期にキャッチボールなどで野球に触れ合う機会が減った
このような理由が考えられます。
子供達の興味の分散
現在は野球以外にバスケットボールやサッカーなど日本人選手の華々しい活躍が報道されるようになりました。
そうした活躍を見て野球以外のスポーツに興味を持つ子供達が増えるというのは自然の摂理といえます。
野球にはお金がかかる
サッカーが最低限ボールとシューズがあれば楽しめるのに対し、野球はバットにグローブ・スパイクなど他のスポーツに比べて必要になる道具が多いという特徴があります。
また、これらの用具はどれも値段が高くてかなりの費用がかかります。
子供に野球道具を買い与えるのが難しかったり、家計に負担をかけないように親が敬遠するというパターンも多いことでしょう。
野球に触れ合う機会の減少
最近は気軽にキャッチボールや野球をして遊ぶことができる公園や空き地が少なくなりました。
小さい頃から野球に触れ合う機会が少ない子供達が野球から離れるのはいわば必然的なのかもしれません。
このような理由から、野球人口が減ってきていることが予想できます。
野球人気は無くなってしまったのか?
野球をプレーする人が減っている一方でプロ野球ファンは増えています。
参考文献:セントラル・リーグ年度別入場者数|日本プロ野球機構
参考文献:パシフィック・リーグ年度別入場者数|日本プロ野球機構
こちらのデータの通り、プロ野球の観客動員数は右肩上がりで年々上昇しています。
セ・リーグの1試合平均観客動員数は1980年に26467人でしたが、2015年は31494人まで増えています。
パ・リーグの1試合観客動員数も1980年に14900人だったのが、2015年は25002人まで増えています。
ちなみのこの観客動員数は全世界のプロリーグで見ても2番目に高く、日本の野球人気は全く衰えていません。
(世界1位はメジャーリーグの平均35000人)
こうした観客動員数の増加の原因は、球団の長年に渡るファンサービスが結実したものと思われます。
これからも球団・選手・ファンが手を取り合って日本の野球界を盛り上げていきたいものです。
【おすすめ】格安で野球中継を見る方法
家で安く野球中継を見るにはどうすればいいの?
地上波放送が激減した今ではこのようなことを感じる方は多いはずです。
今、最もお得かつ効率よくプロ野球中継を見られるのは動画配信サービスです。
動画配信サービスの有名どころといえば「スカパー!」や「DAZN」などです。
スカパーには「スカパー!プロ野球セット」というプランがあり、こちらは月額¥4,054円と少々お値段が張りますが、プロ野球の全試合を生中継しているというのが特徴です。
一方DAZNは月額¥1,925円で広島カープ主催の試合以外は全試合を視聴可能です。
ちょっと高いなあ・・・
しかし実は他の動画配信サービスをうまく活用すると、この2社よりもかなり格安の月額¥500円くらいでプロ野球中継を見ることができます。
さらに条件次第では無料でプロ野球中継を見ることもできます。
このあたりの詳細は下の記事で徹底解説していますので、興味ある方はぜひご覧ください。
【全12球団網羅】プロ野球を無料で見る方法ってあるの?安心安全な配信サービスとは
野球中継が減ったのには深い理由がある
今回は地上波の野球中継が減ってしまった理由についてご紹介させていただきました。
野球中継が減ってしまったのは残念ですが、野球人気自体はまだまだ健在です。これからも皆で野球界を盛り上げていきたいですね。
また、スカパー!やGAZNなどの映像配信サービスを利用することで野球中継を見ることは可能ですので、気になった方はぜひ利用してみてください。
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