【5秒で分かる】ピッチャーからキャチャーまでの距離を年代別一覧で紹介
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は競技レベルで変わります。
この記事では、年代別でのピッチャーからキャッチャーまでの正規の距離とどこからどこまでを基準にすればいいかを解説しています。
ピッチャーからキャッチャーまでの正確な距離をご存知でしょうか?
今回は年代別でのピッチャーからキャッチャーまでの公式ルールに記載されている長さを分かりやすく紹介していきます。
芹田祐(セリタタスク)
理学療法士として整形外科病院・整形外科クリニックなどに10年ほど勤務。野球現場では小学生からプロ野球まで幅広い年代の選手に対して述べ1000名以上のリハビリテーション・トレーニング指導経験あり。
保有資格
理学療法士/認定理学療法士/JARTA認定トレーナー/国際認定シュロスセラピスト/修士(医科学)
この記事の目次
どこからどこまでの距離かをまず知ろう
ピッチャーからのキャチャーまでの距離は各年代で違いがありますが、距離を決める基準は全て同じです。
まずは、どこからどこまでのことをいうのか知っておきましょう。
ピッチャーマウンドからキャッチャーまでの距離はピッチャーが投げるときのプレートの端(バッター側)からホームべースの先端(キャチャー側)までの距離になります。
ホームベースの手前側までだと思っている方が意外に多いので、ホームベース先端までの距離ということを覚えておきましょう。
ちなみに、キャチャーが座る位置はルール上の決まりはありません。
(バッターから離れて構えていると審判に注意されますが)
そのため、今回は正式ルールで決められているこのピッチャーからホームベースまでの距離をピッチャーからキャチャーの距離として紹介していきます。
少年野球のピッチャーマウンドからキャチャーの距離
小学生の野球では学年によってピッチャーからキャチャーまでの距離が変わります。
それぞれ分けて紹介していきます。
少年野球(低学年)のピッチャーマウンドからキャチャーの距離
まず、少年野球の低学年です。
低学年は小学1年生〜4年生のことをいいます。
このカテゴリーではピッチャーからキャチャーまでの距離は14mと定められています。
少年野球(高学年)のピッチャーからマウンドの距離
次は少年野球の高学年です。
高学年は小学5年生〜6年生のことをいいます。
このカテゴリーではピッチャーからキャチャーまでの距離は16mと定められています。
本盗間は16mとする。
引用(一部改):令和2年新人戦予選大会規定|杉並区軟式野球連盟学童少年部連絡会
小学5年生になると、ピッチャーからキャチャーまでの距離が2m長くなることになります。
小学生にとってこの2mはかなり大きな差です。
距離が長くなって無理にボールをコントロールしようとすると、投球フォームを崩す危険性があります。
ピッチング練習のときに少しずつ距離を伸ばしていき、16mの距離感覚に慣れていくようにしましょう。
ボーイズリーグの場合
ボーイズリーグでは硬式ボールを使って試合を行います。
ボーイズリーグの小学生の部ではピッチャーからキャチャーまでの距離が15.367mと定められています。
中学野球以上は同じ距離(高校野球・プロ野球など)
中学生以上では、ピッチャーからキャチャーまでの距離は全て同じになります。
その距離は18.44mと定められています。
投手プレートの中央から本塁(五角形の先端)までの距離は18.44メートルとする。
引用(一部改):2019野球規則集|日本野球規則委員会
ピッチャーマウンドからキャチャーまでの距離(年代別一覧)
年代別でピッチャーからキャチャーまでの距離をまとめてみました。
追記情報として塁間の距離も載せたので参考にしてください。
競技レベル | マウンド距離 | 塁間 |
軟式少年野球(低学年) | 14m | 21m |
軟式少年野球(高学年) | 16m | 23m |
ボーイズ(小学生) | 15.367m | 22.86m |
ボーイズ(中学生) | 18.44m | 27.431m |
中学軟式 | 18.44m | 27.341m |
草野球 | 18.44m | 27.341m |
高校野球 | 18.44m | 27.341m |
大学野球 | 18.44m | 27.341m |
社会人野球 | 18.44m | 27.341m |
プロ野球 | 18.44m | 27.341m |
ピッチャーからキャッチャーまでの距離と同じく、中学生以降のカテゴリーでは塁間距離も一定です。
マウンドの高さは同じ
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は競技レベルで変わることを紹介しましたが、マウンドの高さはどの年代でも一定です。
地面から投手プレートまでの高さは25.4cmで統一されています。
自宅などにピッチャーマウンドを作ろうとされている方は参考にしてください。
ピッチャーマウンドを作る場合はピッチャープレートの設置を忘れないようにしましょう。
ピッチャーは体重移動のときにプレートの端を押して加速を生み出しています。
球速を上げるためにはプレートを有効活用したピッチングフォームを習得しないといけません。
この2つは少年野球用です。
一般用はこちらになります。
とはいっても、土を持ってきて固めて1から手作りで正確にピッチャーマウンドを再現するのはかなり難しいし、手間もかかります。
時間をかけずに本物のマウンドに近い形で練習したいという方には簡易型マウンドもあります。
ただ、このマウンドは¥88,000でものすごく高額です。
なかなか手を出せる金額ではないですよね。
そのため、時間に余裕がある方は、大変ですが自力でマウンドを作ることをおすすめします。
小学生だけピッチャーからキャッチャーの距離が短い
中学生以上になるとピッチャーからキャッチャーの距離は18.44mで統一されます。
小学生の場合、学年によって距離が変わります。
- 低学年軟式野球
14m - 高学年軟式野球
16m - ボーイズリーグ
15.367m
自分の年代でピッチャーからキャッチャーまでの長さを知り、正しい距離間でピッチング練習するようにしましょう。
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