ピッチャーのための【肩甲骨ストレッチ3種】肩甲骨を自由自在に操り球速アップ!
ピッチャーが
- しなやかな投球フォームで投げる
- ケガをしない体つくり
これを実現するために欠かせないのが
肩甲骨の柔軟性です。
ピッチング中の各フェーズで肩甲骨は様々な方向に大きく動いています。
肩甲骨の柔軟性がないと投球フォームの連動性が失われ、
効率良い投球フォームで投げることはできません。
今回はいわゆる【肩甲骨はがし】といわれている
肩甲骨の内側を背中から引きはがすのにおすすめの
ストレッチを紹介します。
アップの合間や自宅でも簡単に行えて
効果が出やすいメニューを用意しましたので
ぜひ普段のケアに取り入れてみてください。
この記事の目次
肩甲骨はピッチング中「縦横無尽」に動いている
ストレッチメニューの紹介に行く前に簡単に
肩甲骨の大切さについて今一度確認しておきましょう。
ピッチング中に肩甲骨は上下左右また回転したりと
ぐるぐる動き回っています。
それも投げる側の肩甲骨だけでなく、
グラブ側の肩甲骨も回転運動の誘導などでとても大切です。
球速アップを目指す選手にはグラブ側の肩甲骨をきちんと
使えているかチェックする必要があります。
細かい解説は以前の記事でしていますのでそちらを参考にしてください。
ピッチャーは左右両方の肩甲骨を柔らかくする必要がある
肩甲骨のトレーニングも重要
肩甲骨は
柔らかければOK!
というわけではなく、
肩甲骨を引きよせる力も必要になります。
特に、テイクバックで肩甲骨をしっかり内側に引き寄せることができると
力強いリリースにつなげることができます。
ストレッチだけでなくしっかり強化する事も忘れないようにしましょう。
肩甲骨トレーニングは下の記事を参考にしてください。
肩甲骨は固くなりやすい
肩甲骨はターミナル駅?
肩甲骨はとても固くなりやすい場所です。
その1つの原因は
肩甲骨にはたくさんの筋肉がくっついている
からです。
色々な方向からたくさんの路線(筋肉)が到着する新宿駅みたいなものです。
肩甲骨についてるどこかの筋肉が固くなると
肩甲骨の動きも悪くなってしまいます。
とくに肩甲骨の内側から首に向かって体の奥についている
大菱形筋と小菱形筋という筋肉は固くなりやすく、
この筋肉が固くなると肩甲骨をはがす動きが出にくくなってしまいます。
肩甲骨前傾+内旋の可動域を大きくしよう
【肩甲骨はがし】は細かくいうと
肩甲骨の
「内旋」と「前傾」
という動きになると思います。
- 投げる側ではリリース〜フォロースルー
- グラブ側では回転運動
それぞれ必要です。
今回はこの肩甲骨の動きを柔らかくするストレッチを紹介していきます。
ピッチャーにオススメの肩甲骨ストレッチ
肩甲骨サークルストレッチ
- 肘でできるだけ大きな円を描くように回す
- 肘が体の正面にきたときに両肘を合わせる
- 腕だけでなく背骨も連動させる
- 腕が体の正前にいくときは猫背にして体の横にいくときは胸を張る
20往復×3セット
肩甲骨内旋ストレッチ
- 手は腰においたままにする
- 左右交互に肩を前に出す
- 肩を前に出したときに肩甲骨をしっかり見る
- ヘソは正面を向いたまま
- 肩を前に出したときに体幹から回らないようにする
- 慣れてきたらリズムよく行う(背中をグニャグニャ動かすイメージで)
左右交互に15回ずつ×3セット
肩甲骨フォロースルー
- 片膝を立てる
- 投げる側の腕をなるべく天井に届かすようにバンザイをする
- 腕で大きな弧を描くようにしてフィニッシュまで腕を持っていく
- 肩甲骨がキャッチャー方向から見えるところまで腕を最後まで降ろしきる
- 最初のバンザイが重要!脇から伸ばすようにして手を伸ばす。腕だけで上げないように注意
- 腕がとれてしまうくらいのイメージで最大限遠くまで手を伸ばして腕をおろしていく
10回×3セット
まとめ
今回は
- 肩甲骨が固くなりやすい原因
- 自宅でも簡単にできる肩甲骨ストレッチ
を紹介しました。
肩甲骨の動きが悪くなるとピッチャーのパフォーマンス低下につながります。
肩甲骨の「前傾」と「内旋」の動きを意識しながらストレッチすることで
効率よく柔軟性アップにつながりますので
肩甲骨がどう動いているかイメージしながらストレッチしてみてください!
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