野球用リストガード5つの効果と正しい選び方&おすすめアイテム6選

この記事のまとめ

野球選手のリストガードはケガ予防だけでなく、パフォーマンス向上の効果もあります。今回、リストガードの5大効果を解説しています。また、野球選手がリストガードを選ぶときの注意点と正しい選び方のチェックポイント、さらにおすすめアイテム6選を紹介しています。

野球選手のリストガードってどんな効果があるの?

ケガ予防&打撃力UPが期待できるんだ

これから徹底解説していくぞ!

この記事でわかること

  • 野球用リストガードの効果
  • どっちにつけるべきか
  • リストガードのタイプと選び方
  • 公式戦の使用ルール
  • 野球選手に最適なリストガード6選

リストガードの効果

5つの効果があるぞ

リストガード5つの効果

  1. ケガのサポート
  2. ケガ予防
  3. インパクトの力負け防止
  4. 打撃フォーム修正
  5. デッドボールのリスク軽減

1つずつ解説していきます。

1.ケガのサポート

リストガードは手首を圧迫して安定させたり、手首の動きを制限してくれます。

そのため、手首や手の付け根に感じている違和感や不調を緩和する効果があります。


ただ、野球選手の場合ただ固定すればいいというわけではありません。

リストガードの中には手首をガチガチに固めて全く動かなくするタイプのものもありますが、それでは思うようにバットを振ることができません。


プレーを妨げるような過度な固定にならず、ほどよくサポートしてくれるリストガードを選ぶ必要があります。

記事後半で野球選手に最適なリストガードの選び方を紹介するのでそちらを参考にしてください。

2.リストのケガ予防

リストガードは手首を安定させてインパクト時の衝撃を緩和してくれます。

そのため、野球選手にとってケガ予防の効果もあります。

3.インパクトで力負けしない

リストガードは手首を圧迫することで手首周りが安定して力発揮しやすくなります。

そのため、バッティングのインパクトで力負けしにくくなる効果があります。


ケガ予防だけでなく、打撃パフォーマンスを高めるうえでも有効なアイテムといえます。

4.打撃フォームの修正

リストガードはトップハンド(右打者の右手)とボトムハンド(右打者の左手)に装着したときにそれぞれ異なる効果を発揮します。

特に、ボトムハンドではリストの動きが制御してインパクト前からこねるクセがある選手の打撃フォーム修正に効果があります。

5.デッドボールのリスク軽減

リストガードには素材内部にプロテクターを内蔵しているギアがあります。

リストガードには素材内部にプロテクターを内蔵しているギアがあります。こういった商品を選ぶと、デットボールが手首に当たっても重大なケガを防ぐ効果があります。

こういった商品を選ぶと、デットボールが手首に当たっても重大なケガを防ぐ効果があります。

リストガードはどっちにつける?

リストガードってどっちにつけるのが正しいの?

リストガードはボトムハンド(右打者の左手)とトップハンド(右打者の右手)に装着する選手で分かれます。

どっちにつければいいの?と悩んでいる選手も多いはずです。

それぞれの効果を紹介しますので使用するときの参考にしてください。

野球ではバットのグリップ側の手をボトムハンド(右打者の左手)、ヘッド側の手をトップハンド(右打者の右手)といいます。リストガードはボトムハンドとトップハンドどっちにつけるかで効果が異なります。

ボトムハンドの効果

リストガードを着用すると、ボトムハンドの手首の余分な動きを制限することができます。

そのため、ボトムハンドで手首をこねるクセを矯正する効果があります。


インパクト前からボトムハンドでどうしてもバットをこねてしまう選手は多いです。

そういった選手はボトムハンドでリストガードを装着しましょう。

また、ボトムハンドでつけるとデッドボールが手首に当たっても衝撃を緩和してくれるので重大なケガ予防の効果もあります。

トップハンドの効果

トップハンドに装着すると、インパクトの瞬間に手首が安定するので、ボールに押し負けない効果があります。

速いストレートに押されやすい選手はトップハンドにリストガードを巻いてみましょう。

両手着用

両手に装着するのもアリです。

両方の手首に安定感を持たせたい選手は両手につけましょう。

守備用のリストガード

守備専用のリストガードはおそらくありません。

守備のときにリストガードを使いたい選手は野球用のリストガードを選べば問題ありません。


キャッチャーなどの内野手は打球や送球のキャッチをするときの衝撃を和らげたいと考えている選手はとても多いです。

記事後半のリストガードの正しい選び方を参考にしてベストアイテムを見つけてください。

手首の不調に悩む野球選手は多い

手首に不調を抱える野球選手は意外に多いんだ

高校球児を対象にケガの発生件数を調査した研究があります。

その結果がこちらです。

手のケガは肩・肘に比べるとそこまで頻度は高くありませんが、1,000AEsあたり約0.6以上のケガが発生しています。

選手1名が1日の中で少しでも試合や練習に参加した場合にathlete-exposure(A-Es)という。

引用:スポーツ復帰に向けての客観的な理学療法評価|理学療法学


手首の不調はスローイングやダッシュなど他のプレーに支障がなく、休むことなく練習や試合を続けてしまう選手が多いです。

その結果、手首の不調が慢性化してしまうという特徴があります。

こんな野球選手におすすめ

リストガードを使用することをおすすめする選手をまとめます。

リストガードを装着するべき選手

  • 手首周りに不安がある
  • 手首周りのケガを予防したい
  • インパクトで力負けする
  • こねるクセが直らない
  • 押し込む力を上げたい
  • デッドボールが怖い

リストガードの公式戦ルール

リストガードの使用に関して公式戦でルールが規定されています。

しっかり確認しておこう

試合前(メンバー交換時)に主催者・審判員に申し出て許可を得たものの使用を認めることとする。ただし、色は黒または肌色、白一色とする。なお、商標は素材と同色のものを1箇所のみに表示する。

引用:高校野球用具の使用制限|日本高等学校野球連盟

高校野球のルールがこちらです。

カラーが黒・肌色・白一色に限定される点に注意しましょう。

・商標表示:認めない
・カラー:アンダーシャツと同色または黒色

引用:保護具の商標表示等の規定一|全日本軟式野球連盟

大学・社会人・草野球のルールがこちらです。

商標表示が認められない点に注意が必要です。


まず、練習で着用してみて感触がよければ、ルールに準じて公式戦用のリストガードも用意しましょう。

リストガード購入時の注意点

公式戦では商標表示・カラーの規定がある

リストガードの選び方

リストガードの中には手首が全く動かなくなるほどガチガチに固定するものもあります。

しかし、そこまで固定してしまうとバットを振ることができません。


野球選手がリストガードを購入する際は以下のどちらかのタイプを選びましょう。

 
タイプリストガードデュアルサポート
固定力
動かしやすさ
特徴手首の圧迫手首全体の安定

1.リストガード型

リストガード型はリストバンドと同じような形状をしています。


中にインパクトシールドが入っていてボールが直接当たったときの衝撃を和らげてくれます。

手首の動きは制限されないので、スムーズな動きを保ったまま手首と前腕のサポート感を高めたい選手におすすめです。


一方、手首を動かしたときに違和感や痛みがある選手は次に紹介するデュアルサポート型を選びましょう。

2.デュアルサポート型

デュアルサポート型は手首の圧迫したうえに親指にひっかけて使用するリストガードです。

手首から親指にまでかけて固定するので手全体の固定力がアップします。

さきほどのリストガード型よりも動きを制限するぶんホールド力が高まります。


手首の違和感や不安感が強い選手はこちらのリストガードを選びましょう。


どちらのリストガードがいいのか簡単にチェックする方法を紹介します。

手のひらを下向きにした状態で小指側に手を倒してください。

このとき、小指つけ根周囲に違和感がでる選手はこのデュアルサポート型を選びましょう。

この動きで違和感がなくても、バッティング中の痛みや不調が小指付け根に出る選手はデュアルサポートをおすすめします。


リストガード型では手首の横方向の動きを制限する働きがないので、装着しても期待した効果は現れません。

野球用のリストガードおすすめ6選

野球用のリストガードの中からおすすめアイテムを6つ紹介していきます。

リストガード型

まずリストガードタイプからです。

エボシールド



リストガードで真っ先に名前が挙がるのがエボシールドです。

エボシールドはMLB公式の打者用防具メーカーです。

メジャーリーガー御用達の野球ギアといえます。


エボシールド最大の特徴は自分の骨格にジャストフィットするように変形する独自技術です。

商品を開封したときは手でさわっても変形するほど柔らかいです。


その状態から自分の手首に密着させると空気と反応し、大体30分くらいでカチカチに固くなっていきます。

このように、エボシールドはその選手専用のリストガードを作ることができます。


自分に合ったサイズを慎重に選んで購入したけど、微妙にゆるくてプレー中にズレて気になるというのはよくあることです。

しかし、エボシールドであればその心配がなく、しかも自分にジャストフィットするリストガードになるので安心して購入することができます。


また、エボシールドのリストガードはDispersion Technologyという技術が搭載されています。

この技術のおかけでバッティングなどで瞬間的に大きな衝撃がかかってもリストガードの表面全体に衝撃が分散されます。

そのため、手首や手に加わるダメージを最小限にすることができます。

ジャストフィットするリストガードを探している方におすすめのギアです。

マクダビッド M4512



エボシールドと並んでリストガードの人気メーカーといえばマクダビッドです。

マクダビッドは全米No1のスポーツメディカルブランドです。

サポーターやテーピングなどスポーツ時の保護具に特化したメーカーです。


リストガードに関しても多くの商品を提供しています。

その中で野球選手におすすめのリストガードタイプの商品がM4512です。


内側ポケットに強固な素材でできたインパクトシールドを内蔵しています。

そのため、手首にデッドボールを受けても安心です。

また、伸縮性があるスリーブタイプになっているので手首から前腕まで広範囲に圧縮力が高くて安心感が強いのが特徴です。


アームスリーブのように広範囲にコンプレッションをかけたい選手はこちらのギアがおすすめです。

G-Form



次はG-Formです。

G-Formのリストガードは手首から前腕部分にかかえて外から見える形でプロテクターがついています。

これだけ保護されているのでデッドボールを受けても安心です。

手首の圧迫や固定というよりはデッドボール対策に向いたギアといえます。

結構派手なので好みが分かれるデザイン設計といえます。

ミズノプロ



リストガード型最後のご紹介はミズノプロです。

他のギアと同様にシールドが内蔵されています。

おしゃれなデザインなのでリストバンド感覚で装着したい選手におすすめです。

デュアルサポート型

次に固定力が高いデュアルサポート型のおすすめ商品を紹介します。

マグダビット M451



デュアルサポート型で1番のおすすめはマグダビットのM451です。

使用している選手が非常に多い人気アイテムです。


親指にしっかりかけて装着するので手首の動きを十分制限してくれます。

固定力が高くても、スイングのしにくさはほとんど出ないので安心して使うことができます。

マジコスポルト リストデュアルサポート


デュアルサポート型の2つ目はマジコスポルトです。
マジコスポルトのリストガードはデュアルラップ構造という2重構造をしています。

締め付けの強弱やフィット感をある程度自由に調整できるのが特徴です。


高校野球対応なので高校生はこちらの商品がおすすめです。

少年野球用のリストガード

ジュニア用のリストガードはそこまで種類が多くないですがおすすめはこちらのアイテムです。

ZAMSTのジュニア用リストガードです。

フリーサイズなので締め付けの強弱をつけやすいのが特徴です。

リストガードを活用して野球を楽しもう

リストガードはケガ予防だけでなく、打撃パフォーマンス向上も期待できる有能な野球アイテムです。

手首に不安感がある選手はもちろんのこと、速球に差し込まれて悩んでいる選手など利用価値が高いおすすめギアです。


値段も他の野球ギアに比べるとそこまで高価なものではないので、まずは気軽な気持ちで試してみることをおすすめします。

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