【2023年完全版】少年野球低学年におすすめバット厳選5本

この記事のまとめ

我が子が野球を始めたので、バットを買ってあげたいけどどれを買えばいいか悩んでいる親御さんは多いと思います。この記事では、小学生低学年の選手に絞って適切なバットの選び方と数ある少年野球用バットの中からおすすめの厳選5本を紹介しています。

少年野球低学年のバット選びってどうするの?

バット選びの秘訣を紹介するぞ

小学生のお子さんが野球を始めるとマイバットを購入してあげたくなりますよね。

少年野球用のバットは各社メーカーから色んな商品が販売されています。同じ少年野球用といってもバットの長さ・重さ・ウェイトバランスは様々です。

選手の年齢や体格にあったものを選ばないと、悪い打撃フォームがクセになるだけでなく、体に過度な負担がかかる危険性があります。

今回、小学生低学年向けに絶対に失敗しない選び方とおすすめのバットをランキング形式にしてベスト5を紹介します。

この記事で分かること

  • バットの長さの目安
  • バットの重さの目安
  • 重いバットの弊害
  • ビヨンドマックス非推奨の理由
  • 低学年に最適なバット5選

【大前提】少年野球で使えるバット

まず、少年野球の大会ではバットにJSBBマークと少年軟式用マークが刻印されているものしか使用できません。

この2つのマークがついていないバットは大会で使用することはできません。

スポーツ用品店に行くと少年野球用コーナーがあると思いますが、大体2つのマークが印字されています。

そのため、購入時にそこまで心配する必要はありません。

少年野球対応のバットについて

  • JSBB・少年軟式用と刻印
  • 少年野球用を購入すれば問題なし

※まれにローカルルールで少年野球用バットの中でも使用不可の商品もあります。

ビヨンドマックスは禁止?

打球がよく飛ぶことで有名なビヨンドマックス・カタリストなどの複合バットは一時期、少年野球の公式戦で使用不可になることがありました。

複合バットとは

芯の部分がウレタンなど他の部分とは別素材で作られているバットのこと

現在は規制が緩和されていて基本的には少年野球の大会でも使用できます。


少年野球向けのビヨンドマックスモデルは合計7種類ほどあります。

しかし、小学校低学年には重たすぎるのでほとんどのモデルをおすすめしません。


どうしてもビヨンドマックスを購入したい方は必ず軽いビヨンドマックスを選びましょう。


低学年から使える軽いビヨンドマックス紹介はこちら

バットの長さの目安

バットは何cmくらいがいいの?

スポーツ用品店の数値を参考にしてみよう

小学生年代別でのバットの長さ目安はこのようにいわれています。

バット長さ身長参考学年
64〜68cm110〜120cm1〜2年生
70〜74cm135〜145cm2〜3年生
75〜76cm135〜145cm3〜4年生
78cm140〜155cm4〜5年生
80〜81cm155〜160cm6年生
引用:二協社スポーツプラザ|バットの選び方


別のスポーツ用品店ではこのように記載されています。

バット長さ参考学年
〜65cm1〜2年生
65〜70cm1〜3年生
68〜75cm2〜4年生
72〜78cm3〜5年生
78〜82cm5.6年生
引用:野球用品スワロースポーツ



バットが長くなるほど、扱うのは難しくなるので、低学年では短めのバットが推奨されていることが分かります。

この2つのスポーツ用品店の資料を参考に小学生低学年の目安を出すとこのくらいになります。

小学生低学年のバット長さの目安

  • 小1 64cm〜68cm程度
  • 小2 64cm〜70cm程度
  • 小3 68cm〜75cm程度

少年野球低学年に軽量バットをおすすめする理由

小学校低学年の選手には軽量モデルのバットを強く推奨する理由を解説していきます。

重たいバットの弊害

重たくて長いバットほど振り切ることができれば打球が飛びやすくなります。

しかし、パワーが未熟な小学生低学年で重たいバットを自由自在に操作できる選手はほぼいません。


小学生野球選手が重たいバットでスイングしたときの動作解析をした研究ではこのような結果が出ています。

①インパクト付近でバットヘッドの速度低下

②バットヘッドの走りが減少

③インパクトからインパクト後にヘッドが下がる

④肩の開きが早くなる

⑤体幹・腰にかかる負担が大きい

引用:小学生野球選手における異なる形状のバットを用いた素振り動作のキネマティクス研究|金沢星稜大学人間科学研究

見てもらうと分かる通り、ヘッドの走りが悪くなって開きが早くなるなど悪い打撃フォームが身に付いてしまう危険性があります。


それだけでなく、体幹・腰にかかる負担が大きくなることも明らかになっていてケガ予防の観点からもジュニア期の選手に重いバットはおすすめしません。

スイングスピード向上が大切

打撃パフォーマンスを高めるためにはヘッドスピードの向上が最重要です。

打撃動作においてインパクト時に強く握り込むことによって、ボールに負けないようにする意識は必要のないものであり、それよりもヘッドスピードそのものを高めることが必要

引用:野球のバッティングパフォーマンスを高めるためのスイング動作習得法|スポーツパフォーマンス研究

しかし、さきほどの論文で紹介したように、重たいバットではスイングスピードが遅くなり、ヘッドの走りも悪くなってしまいます。

試合でいい結果を残すためにも普段から軽量バットで練習をするようにしましょう。

バットの重さの目安

次にバットの長さを見てみよう

バットの長さの目安がこちらになります。

バットの重さ参考学年
350〜450g1〜2年生
380〜480g2〜3年生
400〜550g3〜4年生
500〜600g4〜5年生
600〜650g6年生
引用:BASEBALL MARIO


小学生低学年では軽めのバットが推奨されています。

小学生低学年のバット重さの目安

  • 小1 350〜450g程度
  • 小2 350〜480g程度
  • 小3 380〜520g程度

少年野球低学年向けバットのランキング選定基準

今回紹介するランキングの選定基準を明確にしておきます。

ジュニア低学年バットおすすめ選定基準

  • 軽いバット
  • 振り抜きやすさ
  • 打球の飛びやすさ
  • 安い
  • J号球対応

1.軽い

さきほど説明したように小学校低学年では正しいフォームで重たいバットを振り抜くことは極めて困難です。

小1〜小3の選手が無理なくバットコントロールすることができる軽量モデルをランキングに選定しています。

小学生に大人気のバットといえばビヨンドマックスです。
しかし、ビヨンドマックスは75cm〜80cm程度で重さも520g以上のものが多く、小学校低学年の向けではありません。

例えば、こちらのビヨンドマックスギガキングを見てみましょう。

バットの長さ77cm・重さ590gと小学校高学年向けに作られていることが分かります。

ビヨンドマックスと肩を並べて人気なのがカタリストです。こちらも複合バットでよく飛ぶバットとして有名です。しかし、こちらも1番軽いモデルでも76cm・540gと低学年選手には重たすぎます。体格がしっかりしている小3選手くらいなら適切だと思いますが、小1・小2の選手が初めて使うバットとしては不向きです。

ビヨンドマックスと肩を並べて人気なのがカタリストです。

こちらも複合バットでよく飛ぶバットとして有名です。


しかし、こちらも1番軽いモデルでも76cm・540gと低学年選手には重たすぎます。

体格がしっかりしている小3選手くらいなら対応可能です。
しかし、小1・小2の選手が初めて使うバットとしては不向きです。

小学校低学年バット選びの注意点

ビヨンドマックス・カタリストは低学年には重たいモデルが多い

2.振り抜きやすいバットバランス

バットの重心バランスには3つのタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットはこちらになります。トップバランスは長打が出やすいですが、重心バランスがバット先端にあるので、ヘッドが下がりやすいなどのデメリットもあります。  それなりの筋力が必要になります。低学年向きとはいえません。  一方、ミドルバランスとカウンターバランスは飛距離は出にくいですが、悪い打撃フォームが身に付く心配は少ないという利点があります。  今回、小学生低学年選手でもバットを振り抜きやすいミドルバランスを中心に商品選定しました。

バットの重心バランスには基本的に3つのタイプがあります。

それぞれのメリットとデメリットが以下の通りです。

バランスメリットデメリット
トップ長打が出やすいヘッドが下がりやすい
ドアスイングにないりやすい
ミドルバランスがいい
無理なく振り抜きやすい
 
カウンターヒットが出やすい
インサイドアウトになりやすい
長打が出にくい


トップバランスは長打が出やすいですが、重心バランスがバット先端にあるので、ヘッドが下がりやすいなどのデメリットもあります。

トップバランスを使いこなすにはそれなりの筋力が必要なので低学年向きとはいえません。

さきほど説明したカタリストがこのトップバランスです。


一方、ミドルバランスとカウンターバランスは飛距離は出にくいですが、悪い打撃フォームが身に付く心配は少ないという利点があります。

今回、低学年選手でも振り抜きやすいミドルバランスを中心にランキング作成しました。

3.高品質

最近は少年野球用バットとはいえ高品質のバットがたくさん販売されています。

野球を始めた低学年の時期に一番大事なことはバッティングの楽しさを知ることです。

いい打球が飛ばせないと野球の醍醐味を感じることはできません。


そのため、今回は軽量モデルでありながらも高品質で鋭い打球が出やすいバットを厳選しています。

4.安い

小学校低学年だといろいろなことに興味が移り変わる時期だと思います。

「この先子供が野球を続けるか不安」

こんな親御さんもいると思います。


少年野球とはいえ高いバットだと3万円近くします。

せっかく高価なバットを購入しても野球をやめてしまったらもったいないですよね。

そのため、今回はバットの質を担保しながら、比較的安いバットを厳選しています。

5.J号球対応バット

少年野球の公式戦で使用できるJ号球対応のバットを選んでいます。

こちらは選定基準というよりも最低基準です。

みなさん安心して購入していただければと思います。

少年野球低学年向けのおすすめバット5選

ここから上記判断基準にもとづいて少年野球低学年選手が使うべきなバット5選を紹介します。

ベストの1本を見つけよう

1位:アシックス スターシャイン2ndPlus(2021年新作モデル)


第1位はアシックスのスターシャイン2ndPlusです。

スターシャイン2ndPlusは2021年に登場した新作モデルです。

使用している選手が多いね

このバットの特徴はSPEVAというアシックス独自の素材を使っていることです。

このSPEVA素材によって軽量ながら反発性能を圧倒的に高めるという技術を実現しています。


非力な小学校低学年選手でもバットを振り抜きやくて打球も飛びやすいという優れものです。

シューズの大手メーカーでもあるアシックスだからこそ可能にした商品です。


また、カーボン素材なので初心者でも飛距離が出やすくなっています。

子供にバッティングの楽しさを知ってもらいたいという方にはスターシャイン2ndPlusをおすすめします。


スペックは以下2つです。

  • 75cm・440g
  • 78cm・460g

小学校低学年選手には75cm・440gを推奨します。


2位:ZETT ヒットマシン(2022年新作モデル)


第2位はZETTのヒットマシンです。

こちらは2022年に登場した最新モデルのバットです。


引用:野球専門ch ベーチャン

こちらがヒットマシンの紹介動画です。

このバット最大の特徴はバットにワイドミートエリアが設計されている点です。

バッティングで多少芯を外しても、広範囲がミートポイントになるので、鋭い打球が飛びやすくなります。

野球初心者でも安心だね

ヒットマシンは試合で打撃の確実性を上げて活躍したい低学年選手におすすめです。

72cm・400グラムと軽量でミドルバランスになっています。

そのため、小学校低学年の選手でも問題なく使いこなすことができます。


ただし、小学校1年生やかなり小柄な選手には振り抜くのが少し難しくなります。

そんな選手にはこのあと紹介するレボルタイガールーキーが1番おすすめです。

3位:美津和タイガー レボルタイガールーキー


第3位は美津和タイガーのレボルタイガールーキーです。

レボルタイガールーキーの最大の特徴はJグリップです。

Jグリップとはバットのグリップ部分が通常バットよりも楕円形状になるように設計されています。

この構造によってスイング時にバットヘッドが立ちやすくなります。

その結果、非力な小学校に多いヘッドが過度に下がったスイングやドアスイングなど悪い打撃フォームの出現を防ぐことができます。

また、通常バットと比べてスイングスピードが3.3km/h上がったというデータも出ています。


さらに、通常のノーマルグリップを使用した時と比べ、レボルタイガーの方がバットを水平に保つ距離が長くなります。

その分スイングスピードが上がるだけでなく、ボールを確実にミートしやすくなります。

正しいフォーム習得に最適だ


詳しい情報は以下の美津和タイガー公式サイトの情報をご覧ください。

適切な打撃フォーム形成につながるJグリップ|美津和タイガー公式サイト


レボルタイガールーキーには以下の2スペックがあります。

  • 64cm・400g
  • 68cm・440g

小1と小柄な小2選手は64cm、平均的な体格の小2選手は68cmがおすすめです。

今回第3位としましたが、小学1年〜2年生だけに絞ると1位にしたいおすすめバットです。

4位:MIZUNO ヒッティングナビ



第4位はMIZUNOのヒッティングナビです。

ミドルバランスなので低学年選手でも無理なく振り抜くことができます。

あとスペックが多彩なので体格に合わせてジャストサイズを購入できるのもメリットです。

スペックは以下の通りです。

  • 66cm・360g
  • 68cm・380g
  • 70cm・400g


360gは数ある少年野球用バットの中でも最軽量クラスです。

同級生の中でもかなり小柄な選手や小学1年生〜2年生くらいにおすすめです。


体に負担をかけずにバッティングの楽しみを知ってほしいという方に最適です。

5位:フィールドフォース ステージワン


第5位はフィールドフォースのステージワンです。

ステージワンもミドルバランスで振り抜きやすいバランス設計になっています。

スペックは以下の通りです。

  • 72cm・480g
  • 75cm・500g


小学2年生〜小学3年生くらいにおすすめのバットです。

デメリットとしては、バットの材質がアルミニウムである点です。


カーボン素材のアシックスのスターシャインなどと比べると飛距離は出にくいです。

その分、価格は他バットよりも安いです。


「この先、子供が興味を持って野球を続けるかまだ分からない」

こんな方には低コストで購入できるステージワンがおすすめです。

少年野球低学年は軽いビヨンドマックスがおすすめ

ジュニア用のビヨンドマックスのラインナップがこちらです。

ジュニア用ビヨンドマックスのモデル

  1. ビヨンドマックスレガシー
    80cm 570g
  2. ビヨンドマックスギガキング
    77cm 590g
  3. ビヨンドマックスエリプス
    83cm 690g
  4. ビヨンドマックスオーバルVA
    80cm 600g
  5. ビヨンドマックスNE
    83cm 640g
  6. ビヨンドマックスEV2
    74cm 510g

ビヨンドマックスでもモデルによってバットの重さと長さに違いがあることがわかります。


ここで先ほど紹介した小学校低学年選手のバットの長さ・重さの目安をもう一度見てみましょう。

小学生低学年のバット長さの目安

  • 小1 64cm〜68cm程度
  • 小2 64cm〜70cm程度
  • 小3 68cm〜75cm程度

小学生低学年のバット重さの目安

  • 小1 350〜450g程度
  • 小2 350〜480g程度
  • 小3 380〜520g程度


この基準に該当するのは74cm・510gと軽量化されているビヨンドマックスEV2のみであることがわかります。

ビヨンドマックスはほとんど高学年向けなんだね


EV2は小学校低学年でも振り抜けるように「軽い」ビヨンドマックスとして開発されたものです。



お子さんにビヨンドマックスを使わせてあげたい方はこちらのモデルを選びましょう。

【格安】ビヨンドマックスのレンタルサービス

ビヨンドマックスは通常のバットに比べて格段に飛距離が伸びます。

お子さんに野球の楽しさを知ってもらうためには最適のアイテムです。


しかし、ビヨンドマックスは金属バットよりもかなり高額なのがデメリットです。

ビヨンドマックスは高額

ビヨンドマックスは定価で50,000円以上する


さきほど紹介したように筋力が未熟な小学生はビヨンドマックスを扱いきれるかは実際に打ってみないと分かりません。


失敗しないためにおすすめなのがビヨンドマックスなどの高額バットをレンタルできるバッターズボックスというレンタルサービスです。


格安の値段でバットをレンタルできてしかも実際にフリーバッティングや練習試合で実打をして感覚を確かめることができます。


サービスの詳細はこちらをご覧ください。

野球バットはレンタルする時代?大注目のサブスクサービス

小学生低学年おすすめバットのまとめ

タイプ別ベストマッチのバット

  • 小学2年生〜小学3年生
    ▷スターシャイン2ndPlus
    ▷ヒットマシン

  • 小学1年生〜小学2年生
    ▷レボルタイガールーキー

  • 低コストで抑えたい
    ▷フィールドフォース:ステージワン

バット収納付きリュックもおすすめ

小学生だと練習にいくときに自転車を使う選手が多いと思います。

移動中に片手でバットを持っているととても危険です。

そんな場合に便利なのがバット収納付き専用リュックです。

このような感じでバット収納機能がついていて手がふさがる心配がありません。

野球用リュックもたくさんの種類があって機能も様々なのでどれを購入すればいいか悩む方が多いです。


以下記事では失敗しない野球用リュックの選び方をまとめているので、気になる方は参考にしてください。

【最新厳選】少年野球のリュックオススメランキングベスト5



また、バット同様に低学年から使用頻度が高いのがトレーニングシューズです。

最近は少年野球でランニングシューズを使うチームが増えています。


トレーニングシューズは野球以外で普段履きすることもできます。少年野球をしているなら、スニーカーを一足買うよりもトレーニングシューズを用意した方がコスパがいいことは間違いありません。


最新のおすすめトレーニングシューズはこちらからご確認ください。

少年野球選手におすすめのトレーニングシューズ7選


少年野球低学年の選手はバット選びを慎重にしよう

数多く存在する少年野球バットの中から低学年選手にベストマッチする5つの商品を紹介しました。

ランクインした5本の中から、1年生であれば短くて軽め、3年生であれば長くて重めの商品を選んでください。

今回紹介したバットでお子さんが試合でヒットを打てることを願っています!

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