少年野球の低学年のためのバッティング上達法(打撃の感覚とフォームを身につけるためのコツ)

この記事のまとめ

少年野球の低学年が効率よくバッティング技術を高めるためにやるべき方法を紹介しています。

また、筑波大学の川村先生が監修されている少年野球の選手が取り組むべき「22個のバッティングドリルDVD」を購入したので、使ってみた感想もまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

  • 子供がスポ小で野球をはじめたけど、バットにボールが全然当たらない
  • 少年野球で低学年の選手が効率よくバッティング技術を高める方法を知りたい
  • 休日に親子で一緒に練習しているけど、なかなかバッティングが上達しない

こんなことにお悩みの保護者さんは多いのではないでしょうか?

ボールにバットが全然当たらない姿をみると

「うちの子もしかして野球の才能ないじゃないのか?・・・」

と不安にかられると思います。


少年野球の低学年ではまだ自分の体を思うように自由自在に操作することができない選手がとても多いです。

そのため、ただやみくもに素振りを繰り返したとしても、なかなかバッティングが上達することはありません。

この時期に必要なのは細かいバッティング技術よりももっと根本的なことです。


それは、目で得られた情報を処理して自分がどうように体を動かせばいいかを判断し、実際に自由自在に体を動かせるようになるということです。


今回は、少年野球の低学年の時期にぜひ取り組んでほしいバッティング上達につながる方法を紹介します。

この記事で得られること
  1. 少年野球の低学年で取り組むべき意外と知られていない練習法
  2. 小学生のうちに習得しておきたいバッティングフォームの基本
  3. 筑波大学川村先生のDVD「22のバッティングドリル」を使ってみた感想と購入するべき選手
この記事の著者

芹田祐(セリタタスク)

理学療法士として整形外科病院・整形外科クリニックなどに10年ほど勤務。野球現場では小学生からプロ野球まで幅広い年代の選手に対して述べ1000名以上のリハビリテーション・トレーニング指導経験あり。

保有資格
理学療法士/認定理学療法士/JARTA認定トレーナー/国際認定シュロスセラピスト/修士(医科学)

おすすめの練習方法とポイント

まず、一般的にあまり取り組まれていない少年野球の低学年に最適の練習方法を紹介していきます。

自分のバッティングフォームを動画で見せる

まず、一つ目はバッティングフォームを撮影して動画で見せるということです。


少年野球の低学年では自分の打撃フォームを客観的に見ることができていません。

自分のバッティングを映像で見せながらフォームのアドバイスをしてあげましょう。

映像フィードバックを用いた継続的な練習は,野球のバッティングのパフォーマンス向上に有効である。

引用:映像フィードバックを用いた練習がバッティング技術に与える影響|スポーツパフォーマンス研究


動画を見せているときのポイントは指摘箇所が単純で1つに絞るということです。

  • 最後までボールを見よう
  • 肩の力を抜こう
  • 足をまっすぐ出そう

こんな感じです。

難しいことを言う必要は全くありません。小学校低学年でも分かるように1つだけアドバイスしてあげましょう。

重要なのはアドバイスの内容よりも、自分のバッティングフォームを客観的に考える思考を育むことです。

バッティングフォームをイメージする

2つめは運動イメージを膨らませるということです。

運動イメージとは、個人が与えられた動作を心的にシミュレートするダイナミックな状態として定義されている。例えば、目の前のコップに手を伸ばすといった行為や立ち上がるといった動作を実際に身体を動かさずに、脳内であたかたも動かしているようにイメージする。

引用:運動イメージと機能的MRI|映像情報メディア学会誌

少し難しいことが書いてありますが、要は自分のバッティングをイメージするということです。

きれいなバッティングフォームで理想の打撃をしている自分を想像するようにしましょう。


この運動イメージはとても重要です。

ある研究では筋トレの運動イメージをすることでトレーニング効果が上がり、Maxの筋力も著しくアップしたともいわれています。

プロ野球選手のマネをする

プロ野球選手のバッティングフォームをマネしてみましょう。

このトレーニングは遊びながらできますし、ただのモノマネではなくてれっきとした練習法として効果があることも証明されています。

モノマネをする1番のメリットは下の通りだと思います。

見ることを通して触覚、圧覚、運動覚などを一挙に感じることができる。

引用:動きの模倣とイメージトレーニング|バイオメカニズム学会誌

つまり、マネをすることで体の中にある様々な感覚に刺激を与えることができるということです。

フォームの形をそのままコピーするのではなく、型を身につけるということが重要です。


バッティングの場合、ピッチャーが投げるボールのコースや球種によって打ち方がいろいろと変わりますよね?

そのため、同じ選手でも1球1球で当然打ち方が変わります。

このようにバッティングは相手に応じて変幻自在型を変える能力が重要なのです。


そのため、1人の選手の1つの動画を見せるのではなく、たくさんの選手のいろいろな打ち方をみせてマネをするようにしましょう。

速いボールに目を慣らす

速いボールに目慣らしをすることも大切です。

バットにボールが全然当たらない選手はそもそもボールを見ることに慣れていません。

超速球を見るトレーニングは即時的にも一定の効果があり,特に打撃感覚の修正に役立つことが示唆された。

引用:野球において超速球を見るトレーニングが打撃パフォーマンスに与える即時効果|スポーツパフォーマンス研究

この研究では、速いボールを見るトレーニングを行うことでバッターが投手寄りでインパクトすることができるようになったそうです。


バッティングが苦手な選手は、ボールに完全に振り遅れてしまい、空振りをするかバットにボールが当たっとしても差し込まれてしまい、ボテボテの打球になることが多いと思います。

そんなバッターはまず、速いボールに目を慣らすようにましょう。


しかし、保護者さんが毎日軟式ボールを何球も投げるのは現実的に難しいと思います。

そんな場合におすすめなのがピンポン球です。


ピンポン球であれば、自宅でもできますし、野球未経験の保護者さんでも速いボールを投げやすく、肩が疲れる心配がありません。

ぜひ試してみてください。

正しいバッティングフォームを身につける

小学生低学年では正しいバッティングフォームを身につけることが打撃力向上のために重要です。

バッティングフォームの基本
  1. インサイドアウト軌道を身につける
  2. 体重移動をしてインパクトをむかえ